循環へ――「コトがある」スキームこそ,,,

飲食業者とバイオガス発電事業者の連携

飲食業者は、機会損失を避けるために食材を多めに仕入れ、料理を提供して店を運営している訳で その結果、必然的に食材の余りや食べ残しが発生する これらの廃棄物には、食品だけでなく割りばしや楊枝、ペーパータオルなども混ざるため、分別が難しく、肥料や飼料として再利用できずに焼却処分されるケースが多かった。

しかし、バイオガス発電を活用すれば、厳密な選別を行わなくても処理が可能になる。むしろ、カロリーを持つ食品廃棄物は地上資源として有効活用できる。バイオガス発電事業者にとっては、廃棄物由来の原料を安く仕入れ、再生可能エネルギーの固定買取制度を活用して高く売電できるメリットがある。一方で、飲食業者も、廃棄物から発電された電力を利用することで循環型の経済構造を確立できるため、双方に利益をもたらす仕組みとなる。

廃棄物の広域収集とバイオガス発電の課題

バイオガス発電は装置産業であり、各地に容易に設置できるものではない。故にこの循環型の仕組みを広げるためには、食品残渣を広域で収集できる認定が進む必要がある。収集・運搬の距離が長くなればコスト面の課題も出てくるため、慎重な計画が求められる。

こうした課題はあるが、規制緩和によってある程度解決できる。廃棄物の循環利用は関係者全員にメリットがある仕組みなのだから、規制の目的を見直し、適切な緩和を進めるべきだ 廃棄物だからと過度な規制を課すのではなく、また廃棄物事業者だからと一律に厳しい制約を設けるのではなく、時代に即した柔軟な対応が必要だ。

規制の本来の目的

規制の目的とは何か。廃棄物の適正な処理を促進し、循環型社会の構築を目指すことが本来の趣旨だったはずだ。規制のあり方を再考し、廃棄物処理が持続可能な形で進むようにすることが求められる。

そして廃棄物業者こそ規制によって守られてきた。参入障壁が高く、許可を持つことで事業の安定性が確保されていた。しかし、これからは業種特定の理屈だけでは立ち行かなくなる。全方位的な合理性を持つ仕組みの提案こそ、廃棄物業者に求められていくだろう

廃棄物業者が先頭に立つべき理由

実際、循環型社会への最適な解決策を知っているのは廃棄物業者だ。彼らが先頭に立ち、積極的に取り組むことで、より効率的な循環の仕組みを構築できる。廃棄物業者がこの変革の中心に立たずして、誰が推進するのか

とはいえ 事業者は今に精一杯で明日までは手が回らないのも現実だ 私のような業務支援型コンサルの存在こそが事業者の背中を押せるのだと思っている

共により良い明日へ進みませんか

well being それではまた!!


投稿者: Keiichi Nakadai

誰よりも”濃ゆい”人生を歩んできた ・拓けていく道 ・トレード・オンへの道 ・らしさの道 を発信していきます!!

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