エアコン室外機が窃盗犯のターゲットに——急増する金属盗難の実態
エアコンの室外機が、金属を狙う窃盗犯の新たな標的になっている。2024年には全国で3,000件以上の盗難被害が報告され、2020年と比べて約13倍に急増。背景には、内部に使われている銅線の資源価格高騰がある
なぜ室外機が狙われるのか
室外機には高価な銅線が使われており、スクラップとして売却すれば高値がつく。屋外に設置されているため、犯人にとっては手軽に盗める対象。住宅のベランダや公共施設の壁面など、アクセスしやすい場所にあることも被害の増加に拍車をかけている。そしてある一定数排出されるのもエアコンの設置業者なら日常であるので怪しむものも少なく、、、そこをすり抜けているのだ
対策の動き
警察庁は、中古品の流通時における本人確認の強化を進めている。スクラップのエビデンスを求める仕組みの欠如がこの状態をつくっている現況だ特にリサイクル業者や中古品取扱業者に対して、買取時の身元確認や記録の徹底を求めている。 自治体や企業も、防犯カメラの設置や室外機の固定器具の導入など、物理的な対策を講じ始めている。
個人でできる防犯対策
- 室外機周辺に防犯ライトやカメラを設置する
- 室外機を柵やカバーで囲う
- 不審な人物や車両を見かけたらすぐに通報する
銅価格の高騰が続く限り、こうした犯罪は今後も増える可能性が高い。地域全体で防犯意識を高め、行政や警察と連携して対策を進める必要がある
well being それではまた!!