捨てなかったDVDが、海を守る道具になった
「環境配慮」という言葉は、少し距離を感じさせる。
けれどそれが、手に取れる“道具”として現れた瞬間、話は一気に自分ごとになる。
ブックオフが発売した、再生プラスチック100%のウェットスーツ用ハンガー。
素材は、かつて役目を終え、廃棄されるはずだったDVDケースだ。
「売れなかったモノ」は、終わりではない
CDやDVDは、時代の変化とともに売り場から姿を消しつつある。
ブックオフでは、そうしたメディアを日々買い取っているが、すべてが再び売れるわけではない。
ここで多くの企業が取ってきた選択は「処分」だった。
販売の機会に恵まれなかったモノを、素材に戻し、別の役割を与える。
それが「CDプラ」という取り組みだ。
捨てない,,,
埋めない,,,
燃やさない,,,
素材としてもう一度、社会に戻す。
この姿勢は、リユース事業を長く続けてきた企業だからこそ、自然に出てきたものだと感じる。
海を大切にしたい人の声から生まれたハンガー
今回生まれたウェットスーツ用ハンガーは、現場の声がきっかけだった。
海辺に近い店舗で働くスタッフ、そしてサーファーたちの感覚。
海に頻繁に入る人ほど、海岸のごみや海の変化を身近に感じている。
だからこそ「できるだけ環境に配慮したものを使いたい」という想いがある。
DVDケースだったプラスチックが、生まれ変わってウェットスーツを支える。
その背景を知って使う道具は、単なる便利グッズではなくなる。
「これは、捨てなかった結果なんだ」と思えるからだ。
循環は、難しく考えなくていい
サーキュラーエコノミー、循環型社会。
言葉は立派だが、難しく聞こえる。
でも実際には、とてもシンプルな話でもある。
- もう使わないから、すてる
- ではなく、次に繋ぐ
- そのための仕組みを、企業が用意する
生活者がするのは、「どこに出すか」「何を選ぶか」を少し意識するだけだ。
ブックオフが伝えようとしているのは、「環境のために頑張ろう」ではない。
日常の中ですでに選んでいる「すてない行動」が、ちゃんと循環に繋がっている、という事実だ。
環境の日に、思い出したいこと
6月5日の環境の日は、何か大きな行動を起こす日ではなくていい。
でも、「自分の持ち物の行き先」を少し考えてみるには、ちょうどいい。
本やCD、DVD、服、道具。
それらをどう手放すかで、次の物語は変わる。
捨てるか、繋ぐか。
DVDケースが、海を守りたい人の道具になったように、
自分の選択も、どこかで誰かの役に立つかもしれない。
循環は、遠い理想じゃない。
今日の「手放し方」の中に、もう始まっている。
well beingそれではまた!!