どうにも受注がはかどらない当月である。
案件の芽はある。むしろ、これまで蒔いてきた種が少しずつ芽を出し、仕掛としては相当数が積み上がっている。しかし、そのどれもが具体的な受注には至らない。この宙ぶらりんな状態に、正直なところ歯噛みする。
「あと一歩」のところまで来ている感触はあるのに、その一歩が踏み込まれない。
こういう時、人はつい自分の足りなさを責める。提案が弱かったのか、タイミングを外したのか、関係性の深さが足りなかったのか——考えればいくらでも理由は思いつく。
だが、少し視点を変えてみる。
そもそも、これだけの「仕掛」があるという事実は、決して軽くない。何もなかった頃と比べれば、明らかに前に進んでいる。関係を築き、課題を共有し、こちらの価値を伝え、「検討の俎上」に乗せるところまで持っていく。ここまでは自分の意思と行動でコントロールできる領域だ。
そして実際、そこまではやれている。
一方で、最終的に「オーダーするかどうか」は相手さまの領域である。予算、社内の意思決定、優先順位、タイミング——それらは外側の要因であり、自分の影響力が及ばない部分も多い。
つまり、
自分はコントロールできる範囲をちゃんとやれている。
そう捉えることもできる。
そう考えると、この停滞は「何も進んでいない」状態ではなく、「相手側の時間軸に委ねられているフェーズ」に入っているとも言える。案件が熟すのを待つ期間だ。
もちろん、待つだけではない。フォローはするし、提案の質も磨き続ける。ただ、それでも決まらないものは決まらない。それが商売のリアルでもある。
だからこそ今は、焦りすぎず、自分の足元に目を向けたい。
今、既に頂いている仕事がある。信頼の結果として委ねられている役割がある。その一つひとつを、丁寧に、確実にやりきること。結果を出すこと。価値を返すこと。
それが次の受注に繋がる最も確度の高い行動だ。
「受注がない」と嘆くより、「今ある機会をどう最大化するか」に集中したい。
結局のところ、未来の受注は今日の仕事の質に依存している。
だから今日も、やるべきことをやる。
目の前のクライアントに向き合う。
出来る範囲を、確実にやり切る。
それを積み重ねるしかない。
そして、その積み重ねこそが、次の「決まる一件」を呼び込むのだと思う。
well being それではまた!!