酷暑の中で回る社会
とうとう「酷暑」と呼ばれる気温になるエリアが頻発し、本格的な夏が到来した。
朝から強い日差しが照りつけ、夜になっても気温が下がらない。かつては「今日は暑いね」で済んでいた夏が、今では誰にとっても命や健康に関わるリスクとなっている。
そんな中で、外で働く人たちの姿を見るたびに頭が下がる。
建設現場で働く人。道路やインフラを整備する人。物流を支えるドライバー。農作物を育てる生産者。宅配や郵便を届ける人。私たちの日常は、炎天下の中でも自分の役割を果たしてくれる人たちによって支えられている。
「暑いから今日はやめておこう」
そう簡単には言えない仕事が世の中にはたくさんある。
一方で、私は基本的に室内で仕事をしている。それでも、この暑さは確実に集中力を奪い、生産性を下げていく。冷房の効いた環境にいてもそうなのだから、屋外で働く人たちの負担は想像を超えるものだろう。
それでも社会は今日も動いている。
人が動き、モノが動き、情報が動く。
誰かが自分の持ち場で踏ん張っているから、毎日の暮らしが成り立っている。
ふと考える。
自分が少し気を緩めても、どこかで誰かが締めてくれている。
自分が休んでいる時間も、誰かが働いている。
自分が安心して過ごせるのは、見えない場所で責任を果たしてくれている人たちがいるからだ。
社会とは、そうした無数の「誰か」の積み重ねなのだと思う。
経営コンサルタントという仕事も同じだ。
現場で汗を流すわけではないが、課題を整理し、未来への道筋を考え、組織がより良く回るための支援をする。それぞれが異なるフィールドで役割を持ちながら、誰かのために行動している。
その想いがつながることで社会は前に進む。
酷暑の夏はまだ続く。
だからこそ無理は禁物だ。自分の身体を守ることも大切な仕事の一つである。そして同時に、この暑さの中でも社会を支えてくれている人たちへの感謝を忘れずにいたい。
今日もどこかで、誰かが誰かのために働いている。
その当たり前ではない当たり前に、改めて感謝したいと思う。