当たり前を支える人たちの背中を見ながら
最近、ふと思う。
自分は本当に良いバランスで仕事ができているな、と。
経営コンサルタントとして企業の課題に向き合い、地域の活動にも関わり、さまざまな人との出会いの中で新しい価値を生み出そうとしている。忙しくはあるが、決して苦しいわけではない。むしろ、自分のココロが赴くままに動き、その先で仕事になり、人との縁につながっている。
そんな毎日を過ごしていると、ついそれが当たり前のような気がしてしまう。
しかし、本当にそうなのだろうか。
先日、ソーシャルワーカーの方々と接する機会があった。
高齢者や障がいのある方、生活に困難を抱える方々に寄り添い、その人らしい暮らしを支える。私たちが何気なく送っている毎日の生活。その「当たり前」を守り続けるために、見えないところで奔走している人たちがいる。
誰かの困りごとに耳を傾けること。 制度と現実の隙間を埋めること。 時には家族よりも近い存在として寄り添うこと。
決して派手な仕事ではないかもだが、、、
けれど、その仕事がなければ社会は成り立たない。
当たり前の生活は、誰かの献身によって支えられている。
そんな姿を見ていると、少し考え込んでしまう。
自分は今のまま、自分の人生を謳歌しているだけでいいのだろうか。
もちろん、自分自身が幸せであることは大切だ。好きな仕事をし、好きな人と関わり、自分らしく生きることを否定するつもりはない。
だが一方で、「自分だからこそできること」があるはずだという思いも強くなる。
経営コンサルタントとして培ってきた経験。 企業と行政、地域をつなぐネットワーク。 人と人を結び付ける力。
それらは、自分のためだけに与えられたものではない気がする。
社会には、それぞれの役割がある。
ソーシャルワーカーにはソーシャルワーカーの役割があり、経営者には経営者の役割があり、地域活動をする人にはその役割がある。
そして私にも、私にしか果たせない役割期待があるはずだ。
それは大きなことではないかもしれない。
誰かの挑戦を後押しすることかもしれない。 地域の資源をつなぎ合わせることかもしれない。 埋もれている価値を見つけて伝えることかもしれない。
けれど、それが自分だからこそできることであるならば、そこに意味がある。
人生は、自分だけのものではない。
多くの人に支えられながら生きている以上、その恩返しを社会に返していく責任もある。
当たり前を支える人たちの背中を見ながら、改めてそう感じた。
ココロが赴くままに生きる。
それはこれからも変わらない。
ただ、その先にあるのは「自分のための充実」だけではなく、「誰かのために何ができるか」を問い続けることなのだと思う。
自分だからこそできることは何か。
その問いへの答えを探し続けることこそが、今の私に与えられた役割なのかもしれない。