水銀含有廃棄物混入によるごみ処理施設稼働停止について考える
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ed88ec7affbfdd7ced449b6d8f62659a27daf40
最近、水銀を含む廃棄物が混入したことで、ごみ処理施設の水銀許容量を超え、除去作業が完了するまで稼働停止となるというニュースが報じられた。この問題は決して他人事ではなく、私たちの生活に直結する重要な課題である。
報道によると、混入した水銀の量は、最低でも水銀血圧計1個、または水銀体温計50本分に相当するという。数字だけを見ると、それほど多くないように感じるかもしれない。しかし、水銀は極めて有害な物質であり、基準値を超えると深刻な影響を及ぼす。もしこの水銀がそのまま焼却されてしまえば、蒸気となって大気中に拡散し、「水銀蒸気の吸入は、消化器官系、免疫系、肺及び腎臓に害をおよぼす」と言った健康被害を引き起こす可能性があるのだ
このような事態が発生する背景には、廃棄物の適正処分に対する意識の欠如がある。ゴミは「捨てれば終わり」ではなく、その後もさまざまな工程を経て処理される。適切な方法で処分されなければ、環境や健康に悪影響を及ぼすことになる。特に水銀のような有害物質を含む廃棄物は、慎重に扱う必要がある
何度も触れていることだが、ゴミの処分が無料であることが、安易な廃棄を助長している。もし有料化されれば、廃棄物の分別や適正処理に対する意識が高まり、不適切な廃棄が減る可能性がある。しかし、無料か有料かという問題以上に重要なのは、そもそも廃棄物を適切に分別し、責任を持って処分するという意識を持つことだ。
ゴミを捨てるのは一瞬の行為だが、それを見つけて適切に処理するには多くの時間と労力がかかる。私たちが日々の生活の中で生み出すものの一つがゴミであり、それをどう扱うかは私たち自身の責任である。この責任をしっかりと認識し、適正な処分を心がけることで、今回のような問題の発生を減らすことができるのではないだろうか
その啓蒙こそリサイクラーの使命になると思う
well being それではまた!!