リサイクルは“楽しい”から始めよう──バンダイのサステナブルな挑戦

ガシャポンでリサイクルがもっと身近に!遊び心で環境アクションを後押しするバンダイの挑戦、、、
リサイクルという言葉に、どこか“難しそう”という印象を持っている人は少なくない。情報開示が少なく、何をどうすればいいのか分かりづらい。

そんな“やりにくさ”を感じている方々に向けて、株式会社バンダイ ベンダー事業部がユニークなアプローチを仕掛けている。

それが「ガシャポン サステナブルアクション~カプセル リサイクル強化月間~」だ。

メーカーならではの仕掛けと遊び心
ガシャポンの空カプセルを回収機に入れると、「くちぱっちのオリジナルステッカー」がもらえるというこのキャンペーン、、、単なる回収ではなく、ちょっとした“ごほうび”があることで、リサイクルへの参加がぐっと楽しくなる。

これは、メーカーだからこそできる仕掛けだ。商品とユーザーの接点を活かし、遊び心を加えることで、環境へのアクションを自然に促している。リサイクルが“義務”ではなく“楽しみ”になる瞬間だ。

『カプキャラ』10周年もサステナブルに
さらに、カプセルレス仕様でプラスチック廃材の削減に貢献している『カプキャラ』シリーズが10周年を迎え、記念キャンペーンも展開中。SNSを通じて参加できる企画もあり、ファンとのつながりを深めながら、サステナブルな価値を広げている。

リサイクルは、まだまだ“わかりにくい”“やりにくい”という声が多い分野だ。

だからこそ、こうした楽しく参加できる仕組みが、第一歩を踏み出すきっかけになる。バンダイの取り組みは、環境問題に対する新しいアプローチとして、今後さらに注目されていくだろう。

well being それではまた‼︎

「そのモノは何なのか?」──メーカーが動く水平リサイクルの本質

化粧品容器の水平リサイクルに見る、メーカーの覚悟

2025年10月1日から、コーセーと花王がイオンリテールと組んで、使用済み化粧品容器の回収・再生を始める。東京都・千葉県・埼玉県のイオン約70店舗に、専用のリサイクルボックスが設置されるという。

この取り組みは、ただの「リサイクル」ではない。回収された容器を、また化粧品容器として生まれ変わらせる「水平リサイクル」だ。つまり、モノがモノに戻る。だとすると、問われるのは「そのモノは何なのか?」という本質的な問いだ。

メーカーこそが、モノの正体を知っている

化粧品容器が何でできているか──それを最も深く知っているのは、製造したメーカー自身だ。素材の選定、成分の配合、形状の設計、すべてを理解しているからこそ、再生の可能性も見える。だからこそ、メーカーが主体的に動くことが、リサイクルの成否を分ける。

「知っているヒトが動くかどうか、それがすべてである」と言っても過言ではない。環境問題は、誰かがやってくれるものではない。知っている者が、自ら動くしかないのだ。

製造者責任の時代へ

このような取り組みは、今後ますます「製造者責任」の名のもとに求められていくだろう。作った者が、最後まで責任を持つ。それを自らの意思でやっていく企業こそが、選ばれる事業者になる。

消費者もまた、そうした姿勢を見ている。「この会社は、売るだけじゃない。使い終わった後のことまで考えている」と感じたとき、信頼は生まれる。価格やブランドだけではない、企業の姿勢が選ばれる時代が、もう始まっている。

well being それではまた‼︎


資源の価値は使い方で決まる──カキ殻が変える海と地域の未来

廃棄物から地域資源へ──カキ殻が導く「豊かな海」の再生

広島・廿日市市で始まった、カキ殻を活用した海の環境改善プロジェクト。
この取り組みは、単なるリサイクルではない。むしろ、地域課題を解決する手段としての「アップリサイクル」として、極めて示唆に富んでいる。

カキ殻は、広島が誇る名産・牡蠣の加工過程で大量に発生する副産物。年間10万トン以上にも及ぶこの“厄介者”は、これまで肥料や飼料といった次善の用途に回されてきた。
しかし、それは凡庸な策に過ぎない。地域の海が抱える深刻な環境問題に対し、カキ殻が直接的な解決策となる──この構図こそが、アップリサイクルの本質だ。

ヘドロの干潟が、生き物あふれる海へ

かつて地御前の干潟は、ヘドロ化した泥から硫化水素が発生し、魚のエサとなるエビやアサリが住みにくい環境だった。
しかし、今年春に細かく砕いたカキ殻を干潟にまいたことで、状況は劇的に改善。殻に付着した酸素が泥の硫化水素と反応し、悪臭は消え、生態系が回復し始めた。

カキ殻の力──水質改善と生態系再生

広島県はカキの生産量日本一を誇るが、年間10万トン以上発生するカキ殻の多くは、これまで肥料や飼料として再利用されてきた。
それは確かに「資源化」ではあるが、用途としては凡庸で、地域の課題解決には直結しない。
今回のプロジェクトは、カキ殻を地域の環境問題に直接活用することで、より高次の価値を生み出している

子どもたちの歓声が響く干潟

干潟で行われた観察会では、エビやカニ、マテガイなど多様な生き物が確認され、子どもたちの歓声が響いた。
「カキ殻で海がきれいになった」「普段何とも思っていなかったものが、こんなに海に影響を与えるとは思わなかった」──地域住民の声が、変化の実感を物語っている。

10年後の海を見据えて

このプロジェクトは今後10年間にわたって継続される予定だ。
「まだ10段階の1。10年後には浜がもっと白くなり、生物もわんさかいて魚も取れるようになっている」
──そう語るのは、流域圏環境再生センターの山本民次所長。

さらに、JICA中国の新川美佐絵氏も「水質改善の技術が確立すれば、開発途上国への技術移転も可能」と期待を寄せている。

廃棄物から地域資源へ──アップリサイクルの本質

この取り組みは、地域資源の循環利用による環境再生の好例であり、アップリサイクルの本質を体現している。
「使い道がない」と思われていたカキ殻が、海を豊かにし、漁業を支え、子どもたちに自然とのふれあいを提供する。
それは、単なる再利用ではなく、地域の未来をつくる創造的な資源活用だ。

well being それではまた!!

「ハンガーからハンガーへ」──青山商事が描く“真のリサイクル”のかたち

青山商事の“ハンガーtoハンガー”が持つ意味――「リサイクル=元通り」ではない現実の中で

リサイクルと一口に言っても、その実態は一様ではない。たとえば「マテリアルリサイクル」と呼ばれる素材リサイクルでさえ、元の製品と同じものに戻るわけではなく、全く別の用途やエリアで使われることが多い。
多くの人が「リサイクル=同じ量・同じ質・同じ人に戻ってくる」とイメージしがちだが、現実はそう単純ではない。

そんな中、青山商事が始めた「水平リサイクルハンガー」は、まさに“ハンガーからハンガーへ”と、同じ用途・同じ品質で循環させる取り組みだ。これはリサイクルの理想形の一つと言える。

320トンのハンガーを再資源化、障がい者の活躍の場も創出

青山商事は2021年度から、店舗で不要になったプラスチックハンガーを集約・分別・粉砕し、リサイクル専門業者に引き渡す仕組みを構築。4年間で約320トンを再資源化してきた。
この工程には障がいのある方々も携わっており、環境だけでなく社会的包摂にも貢献している。

“同じものに還る”水平リサイクルの価値

今回販売される「水平リサイクルハンガー」は、自社で発生した破損・不要ハンガーのみを原料とし、プラスチックリサイクル率100%を実現。
付加価値がなければ自社消費にとどまり、スキームが続かない。しかし、このハンガーはしっかりと肩の形状もあり、実際に「これなら使いたい」と思わせる工夫がされている。
こうした“使いたくなる仕掛け”が、サステナブルな循環を生み出す鍵となる

well benigそれではまた!!

秋風とともに、心と暮らしを整える日曜日

日曜日は“刃を研ぐ”時間

日曜日の今日は、観たい番組が目白押しだ。
ゴルフは男子プロ・女子プロ・シニアと揃い踏み。
プロ野球では田中将大が200勝に向けて登板し、大谷翔平はメジャーでの活躍が続く。
さらに、大相撲に世界陸上まで加わり、自宅から離れられない状況だ。

こんなにも楽しみがあるということは、自分自身も楽しむ気持ちへ方向が向いている証拠。
ツイているとしか言いようがない。
休日を“刃を研ぐ”時間にできる、それも充分にだ。

そして一つが動くと、他も連動していく。
重かった一歩も、動き始めると軽やかになっていく

庭に出ると、秋風が吹いていて気持ちが良い。
草むしりをして、さらに浴室の掃除まで着手した。


それでもまだ、勉強と読書と運動が残っている。

でも、これってただダラっとしていたら、何もかも「残っている」ことすら分からない。
まずは朝から順調に滑り出せたことが大きい

まだ半日ある日曜日、、、

明日からへの良い準備ができている。
ゆっくり“刃を研ぐ”時間に使いたい。

well being それではまた!!