信念を貫く姿は、時を超えて美しい

二年ぶりの名店で想った感じた、、、

二年ぶりに暖簾をくぐった。
扉を開けた瞬間、あの香りと空気が、まるで時を巻き戻したかのように迎えてくれる。
料理も酒も、相も変わらず……いや、むしろ研ぎ澄まされ、さらに高みへと昇っていた。

久しぶりの客に過ぎない私を、以前と変わらぬ笑顔で迎え、さらにはお土産まで手渡してくれる。
私は上得意でもなければ、懇意な関係でもないのにだ
それでも、何ひとつ揺るがぬその姿勢に、ただただ頭が下がった。

思えば、こういうことなのだろう。
「相手がこうしたからこうする」「相手が崩したら自分も崩していい」
そんな狭さに生きるのではなく、
あくまでも、自分は自分であること。
自分らしさを、静かに、しかし確かに貫くこと。

その在り方は、言葉より雄弁に、私の胸に響いた。
変わらないということは変えず、、、だから進むのだろう
それは、揺るぎない信念の上に積み重ねられた進化なのだ

well being それではまた!!

本性に触れてもなお、丁寧に応じる人たちへ― 感情的な言葉にも誠実に対応する姿勢への敬意。

しなやかさの本質──カスタマーサポートという“鏡”

    最近、いくつかのBtoC企業に問い合わせをする機会があった。
    企業の代表としてではなく、完全に個人として、、、
    つまり、遠慮も建前もない“素の自分”としてのやり取りだ。

    問い合わせの内容は、些細な疑問から、少し苛立ちを含んだものまでさまざま、、、
    時には「そこまで言っていいか」と自問するような口調になることもある。
    それでも、カスタマーサポートの対応は驚くほど丁寧だった。
    冷静で、誠実で、そして何より“しなやか”だった。

    この「しなやかさ」は、単なる接客スキルではない。
    それは、相手の感情を受け止める“器”であり、企業の姿勢そのものだ。

    今の時代、パワハラ・モラハラという言葉が日常的に飛び交う。
    言葉の暴力に対する感度は高まり、対応の仕方も問われる。
    そんな中で、カスタマーサポートは、あらゆる言い様に対して、
    「否定せず、受け止め、応じる」という姿勢を貫いている。

    それは、単なるマニュアル対応ではない。
    そこには、「人を信じる力」がある。
    「言葉の奥にある本音を汲み取る力」がある。
    そして、「自分が企業の顔である」という覚悟がある。

    私は思う。
    カスタマーサポートとは、企業の“鏡”である。
    顧客の言葉にどう応じるかは、企業が何を大切にしているかの表れだ。

    そして、私たち自身もまた、誰かの“鏡”である。
    日々の対話の中で、相手の言葉にどう応じるか。
    それは、自分が何を大切にしているかの表れでもある。

    知らないことを「知らない」で済ませるのは簡単だ。
    でも、それを「否定」してしまうのは、もっと簡単で、もっと危険だ。

    この流れは、もう押し戻せない。
    顧客の声は、企業の在り方を問う。
    そして、企業の応答は、社会の在り方を映す。

    だからこそ、私は聞いてみたい。
    あのしなやかさの裏に、何を大切にしているのか。
    その答えに、今の社会が求める“人間性”がある気がしてならない。

    シビアな現実に生きるカスタマーサポートさんに心より敬意を表します

    well benig それではまた!!


    知らないから否定する──その一歩が最も危うい― 無知による拒絶が最大のリスクであることを警告。

    AIと共に歩む時代に、私たちはどう立つか

      AIは、もはや遠い未来の話ではない。
      SFの中の存在でも、、、専門家だけの、、、道具でもない。
      今や、私たち一人ひとりが「どう共に歩むか」を問われるフェーズに入っている。

      作業そのものは、AIに任せればいい。
      むしろ、任せるべきだ。
      だが、そこで終わってはいけない。
      本当に問われるのは、「どうコーディネートするか」だ。

      AIは、指示されたことを淡々とこなす。
      文句も言わず、、、疲れも見せず、、、ただ静かに処理を進める。
      だが、そこに落とし穴がある。
      適切なプロンプトを出せなければ、AIは“それなり”にやってしまう。
      しかも、人間のように言い訳もしない。
      ただ静かに、間違うのだ。

      だからこそ、PDCAの「Plan」と「Check」は人間が担うべきだ。
      AIに任せるのは「Do」と「Act」でいい。
      この役割分担が、これからの時代の鍵になる。

      ここで最も危険なのは、「知らないから」「よくわからないから」と言って、AIを否定することだ。
      その態度こそが、最大のリスクになる。
      なぜなら、この流れはもう止まらない。
      好むと好まざるとに関係なく、AIは私たちの生活と仕事に押し寄せてくる。

      だからこそ、私たちはそれを“しなやかに”受け入れたい。
      拒絶ではなく、理解と共存。
      恐れではなく、操縦と創造。

      AIは道具であり、パートナーであり、鏡でもある。
      その存在をどう扱うかで、私たち自身の未来が決まる。

      well being それではまた!!


      思考という名の灯を消さずに― 考え続けることの尊さを、灯火にたとえて。

      我想う、ゆえに我起つ

        日々、様々な相談を受ける中で、よく聞く言葉がある。

        「いろいろ考えてはいるんだけど、実際には動けていないんです…」

        これは、決して珍しいことではない。むしろ、多くの人がその状態にある。考えているのに動けない。頭ではわかっているのに,,,身体がついてこない,,,そんな自分を責める声も聞こえてくる。

        でも、私は思う。

        その状態は、決して“停滞”ではない。

        それは、内なる準備期間だ。

        自分自身も、まさにその渦中にいる。考えてはいる,,,そして感じてもいる、、、でも、まだ動けていない。そんな自分を、以前は「ダメだ」と思っていた。でも今は違う。

        「感じることに従順である」というのは、実はとても誠実な姿勢だ。

        行動に結びついていないからといって、価値がないわけではない。むしろ、考えているからこそ、いつかは動きたくなる。考えていなければ、動きたいという衝動すら生まれない。

        だから、思うことには意味がある。

        「我想う、ゆえに我あり」

        この言葉は、単なる哲学的命題ではない。思考することが、存在の証であり、起点なのだ。思考しているということは、すでに“始まっている”ということ。

        そして、起点に立てているなら、それだけで十分だ。

        今の自分を否定する必要はない。今の自分も、ちゃんと意味がある。むしろ、今を肯定することが、次の一歩への力になる。

        未来には、もっといいことが待っている。

        それは、今の自分が思考しているからこそ、訪れる可能性のある未来だ。

        だから、焦らなくていい。

        今、考えている自分を、誇っていいと思う

        well being それではまた!!


        15分の壁を越えた先にある、すっきりの世界

        中一日の晩酌と、汗でゼロに戻る話

        中一日で晩酌をすると、どうしてもカラダに残る。朝の軽さがどこか鈍って、判断の切れ味が曇る。澱(おり)のように滞留して、ココロの底を重く引っ張る。その重さを言い訳にしても状況は変わらない、、、だから動いてこれを振り切るのだ、、、汗をかく、、、それでいったんゼロに戻すようにしている

        何の運動かにもよるが、カラダが温まる境目はだいたい15分、、、ここまでが遠い。汗腺が開くまでの無音の時間に、やめる理由はいくらでも湧いてくる。けれど、15分を越えたところで急にギアが入る。汗が皮膚の上で小川になり、胸の奥にひそんでいた重りが外れる。

        毎回そうなるとわかっているのに、スタート前はいつもためらう、、、だから決め事をひとつ置く。

        「迷ったら動く」「15分は必ずやる」。これでいい。シンプルで折れない。

        今日は灼熱の打ちっぱなし。マットに立った瞬間に地面から熱が押し上がってくる。まずはウェッジでリズムを刻み、ショートスイングで芯を探る。汗が目に入るころ、ようやく体幹がつながって、クラブと体の動きが同じ拍になる。ミスの形がはっきりして、修正の糸口が見えてくる。球筋が一段落ち着いたときには、頭の中の雑音も薄くなっていた。運動は目的じゃない。リセットの装置だ。クラブを振るたびに、昨夜の残りが一枚ずつ剥がれ落ちる。

        リセットの手段は人それぞれだと思う。私にとっては汗だ。汗が出れば、余計なこだわりや自意識が流れていく。飲むことを否定しない。

        ただ、残るなら流す。足し引きでゼロに戻せればいい。中一日の晩酌が悪いのではなく、残りを放置することが厄介なだけだ。

        手段を持っている自分は心強い。だから恐れずに進めばいい。次に迷ったら、靴を履いて外に出て、タイマーを押す。それだけで十分だ

        今日も一本、芯を食った音が鳴った。あの音があれば、またやれる。リセットは間に合う。何度でもやり直せる。だから、進む。

        well being それではまた!!