右手の痛みが教えてくれた「立ち止まる勇気」|今できることに目を向ける

少し動かすくらいなら痛みはマシになってきている。

でも今回は無理をしないでおこうと思う。

きっとこれは、「少し休みなさい」という体からのサインなのだろう。

これまでの私は、とりあえず動いてみるタイプだった。予定があれば出かけ、声が掛かれば参加し、思いついたことがあればすぐに取り組む。立ち止まるよりも前に進むことを優先してきた。

でも今の状態では、それができない。

ならば発想を変えてみようと思う。

今の状態でも支障なくできることだけをやってみる。

例えば映画を見ること、本を読むこと、温泉に行くこと。

どれも文化的なことで、どちらかといえば私にとっては少し苦手な分野だ。何かを成し遂げたり、人と会ったり、現場を飛び回ったりするほうが性に合っている。

それでも、今はそういう時間を過ごしてみなさいというサインなのかもしれない。

幸い、腫れはいつか引くはずだ。

焦らなくてもいい。

やりたいことは、その時にやればいい。

今、無理に突っ込む必要はない。

今の自分にできることを、今の自分なりにやればいいだけだ。

思えば、私たちは「できないこと」に目を向けがちだ。しかし本当は、「今できること」に目を向けたほうが心は楽になる。

右手が思うように使えないなら、右手を使わなくても楽しめることを探せばいい。

外へ飛び回れないなら、内側に目を向ける時間にすればいい。

今回の出来事は、単なる右手の腫れではなく、人生の速度を少し落としなさいというメッセージなのかもしれない。

立ち止まることは後退ではない。

だから今は少しストップしよう。

焦らず、無理せず、ゆっくりと。

そして再び元気に動けるようになったら、その時はまた思い切り前に進めばいい。

今はただ、この時間を受け入れて過ごそうと思う。

むしろ、次に進むための準備期間なのだと思う。