コーチと伴走者の価値
「自分でやったほうが早い」
そう言う人は多い。
でも本当にそうだろうか。
私は逆だと思っている。しっかり成長したければ、しっかり結果を出したければ、コーチや伴走者をつけたほうがいい。
これは最近のゴルフを通じて感じていることだ。
私のクラブはすべて同じショップで誂えてもらっている。実は、自分で「これが欲しい」と一本釣りしたクラブは一本もない。
どのメーカーがいいのか、、、
どのシリーズがいいのか、、、
どのシャフトがいいのか、、、
その都度、試打を繰り返しながら提案を受け、試行錯誤を重ねてきた。
もちろんインターネットを見れば情報はいくらでも出てくる。価格だけ見ればもっと安く買える方法もあるかもしれない。
それでも私は、くだらない価格交渉や浮気をしない。
提案してもらったら、そのショップから購入する。
すると不思議なもので、向こうも本気で寄り添ってくれるようになる。
長い付き合いの中で心理的安全性が生まれ、「こんな組み合わせはどうですか」「実は別の選択肢もありますよ」と提案の幅も広がっていく。
単にモノを買っているのではない、、、
信頼関係を積み重ねているのだ、、、
レッスンも同じだ。
毎回細かく指摘を受けているわけではない。
横について一打一打評論されているわけでもない。
むしろ、私が躓いている部分だけを支えてもらっている感覚だ。
それでも通い続けていることで、自分自身がちゃんと建てついている。
大きく崩れない、、、
ここが重要なのだと思う。
口数多くフィードバックをすれば相手が納得するわけではない。
説明を増やせば満足するわけでもない。
必要なのは伝えることではなく、伝わることだ。
そのためには信頼関係が必要であり、継続的な伴走が必要になる。
ゴルフ練習場には、私と同じくらい、いや、それ以上に毎日のように練習している人がたくさんいる。
努力していないわけではない。
むしろ私より熱心かもしれない。
それでも、自分ひとりで試行錯誤している人は意外と安定しない。
何年経ってもスコアが伸びていない人も少なくない。
なぜか、、、
間違った努力を修正してくれる人がいないからだ。
本人は前に進んでいるつもりでも、実は同じ場所をぐるぐる回っている。
これはゴルフだけの話ではない。
ビジネスもまったく同じだと思う。
「業務委託なんて使わなくても自分でやれる」
「コンサルなんて不要だ」
そう考える人もいる。
もちろん自分でやれることはたくさんある。
しかし、自分でやることと、自分だけでやることは違う。
客観的な視点を持つ人、、、
困ったときに相談できる人、、、
必要なときだけ軌道修正してくれる人、、、
そんな存在がいるだけで成長スピードは大きく変わる。
だから私は、もっと気軽に業務委託や外部人材を活用してほしいと思う。
ただし、本音を言えば味が出るまでには時間がかかる。
一緒に仕事をし、お互いを理解し、信頼を築き、成果の出し方が見えてくるまでには、やはり3年くらいは見てほしい。
良い伴走者は魔法使いではない。
一夜にして結果を出してくれる存在でもない。
それでも、長い時間を共に走るからこそ見える景色がある。
自分でやったほうが早い、、、
そう思った瞬間こそ、一度立ち止まって考えてみてほしい。
本当に早いのは、自分ひとりで進むことではなく、信頼できる伴走者と一緒に進むことなのかもしれないと気付くはず、、、