一段上がるとは、何かを足すことではなく引くことだった

ゴルフが教えてくれた「一段上がる」ということ

直近5ラウンド連続で80切り、、、

数字だけ見れば「少し上手くなった」という話なのかもしれない。しかし自分の感覚としては、スコア以上に一段階上の景色に入ったような感覚がある。

もちろん、そのためには練習もしたし、ラウンド数も増やした。

ただ、実際にやってみてわかったのは、本番回数を増やすことは単純なプラス1ではないということだ。

ゴルフに本気で向き合うというのは、何かを足すことではなく、何かを引くことでもある。

ラウンドや練習に集中すると、その分だけ他への集中力は削がれる。体力も使う。移動時間も必要になる。当然、疲れも残る。

つまりゴルフの時間だけが増えるわけではないのだ。

気が付けば晩酌の量は本当に軽くなった。体重も少し落ちた。朝も以前よりシャキッと動けるようになった。これは「健康のために何かを頑張った」というより、ゴルフをもっと良い状態でやりたいと思った結果として自然にそうなった。

面白いもので、人は心から夢中になれるものができると生活全体が変わっていく。

若い頃ならまだしも、この年齢になってなお、そこまでのめり込めるものがあるとは思わなかった。

しかし実際にはある。

だから人生は面白い。

しかもゴルフは年齢を超えて楽しめるスポーツだ。

先日も60代後半の方と回ったが、十分に勝負になる。いや、むしろ経験やマネジメント力ではこちらが学ぶことのほうが多いくらいだ。

年齢によって土俵から降ろされることが少ない。

若さだけで決まらない。

だからこそ長く続けられるし、真剣になれる。

そして改めて思う。

人生を変えるのは大きな決断ばかりではない。

何か一つ、本気で向き合えるものを見つけることだ。

それが仕事でも趣味でも地域活動でも構わない。

夢中になることで生活が整い、意識が変わり、結果として人生そのものが少しずつ動いていく。

5回連続の80切りは、単なるスコアの記録かもしれない。

だが自分にとっては、「まだ伸びる」「まだ挑戦できる」という証明でもある。

人生は思ったより長い。

そして思ったより、まだまだ面白い。

少しのことで、生活は変わる

ゴルフにのめり込み、毎日何かしらゴルフに関わるようになって、やや一ヶ月が経った。

「毎日」と言っても、打ちっぱなしに毎日通っているわけではない。素振りをしたり、パターを転がしたり、動画を見たり、本を読んだり。とにかくゴルフというテーマが日常のどこかにある状態だ。

不思議なことに、生活が締まった。

もちろんゴルフそのものが素晴らしいという話ではない。おそらく重要なのは、課題を持って取り組んでいるということなのだと思う。

最近の私は、

「ドライバー安定させたい」

「アプローチを寄せたい」

「80を切る確率を上げたい」

そんな課題を持ちながら日々を過ごしている。

すると、空いた時間があれば自然とその課題に向かう。

以前なら何となくスマホを見て終わっていた10分であっても、パターを握るようになる。

この変化は案外大きい。

振り返ると、劇的に練習量を増やしたわけではない。

一日何時間もゴルフ漬けになっているわけでもない。

それでも生活の質感は明らかに変わっている

だからふと思った

もし今のゴルフを隙間時間ではなく、主たるテーマとして取り組んだらどうなるのだろうか、と。

もちろん現実には仕事もあるし、家庭もある。

それでも、人が大きく変わるきっかけというのは、案外こうした小さな積み重ねなのかもしれない。

そして同時に思う。

少しのことで生活は結構変わるのだ、と。

良い方向にも、、、

悪い方向にも、、、

ほんの少し運動を始める。

ほんの少し本を読む。

ほんの少し誰かと会う。

それだけで人生の流れが変わることがある。

逆もまた然りだ。

少し歯車が狂う、、、

少し面倒なことを後回しにする、、、

少し生活が乱れる、、、

その積み重ねだけで、人の気持ちは驚くほど簡単にふさぎ込んでしまう。

だからこそ、調子が良い時が大切だと思う。

うまくいっている時は、その状態を当たり前と思いがちだ。

しかし本当は違う。

乗っている時こそ、形を作っておくべきなのだ。

良い習慣を作る、、、

良いリズムを作る、、、

良い考え方を定着させる、、、

そうしておけば、少し調子を崩した時にも戻る場所ができる。

最近のゴルフは、私にそんなことを教えてくれている。

スコアのためだけではない。

自分自身の生活を整えるための練習にもなっているのだ。

ゴルフは人生に似ていると言われる。

以前は大げさな表現だと思っていた。

だが、一ヶ月ほど真面目に向き合ってみると、案外その通りなのかもしれないと思うようになった。

少しのことが、大きな差になる。

だから今日もまた、ほんの少しだけクラブを握ろうと思う。

一人でも、みんなでも。選択肢が増えると人生は軽やかになる

一人でも、みんなでも

個人事業主として独立し、自分で仕事を組み立てる生活も気がつけば5年が経った。

会社員時代には当たり前だった会議や組織のルール、決められたスケジュールから離れ、自分で考え、自分で決め、自分で責任を持つ毎日だ。大変なこともあるが、この自由さは何ものにも代えがたい。

そんな今の生活スタイルにぴったり合っているのが、趣味のゴルフの「一人予約」だ。

ゴルフは基本的に4人でプレーするスポーツである。仲間とワイワイ回るのももちろん楽しい。しかし、4人のスケジュールを合わせるのは意外と大変だ。

その点、一人予約は実に合理的だ。

自分の空いている日を見つけて予約するだけ。誰かの予定を気にする必要もないし、急な仕事が入れば調整もできる。個人事業主のライフスタイルにはとても相性がいい。

「知らない人と回るのはどうですか?」

と聞かれることがある。

最初は少し抵抗があったが、、、

でも、よく考えてみるとコンペでは初対面の人と一緒に回ることも珍しくない。それと何が違うのだろう、、、

実際にやってみると、ゴルフという共通言語があるので大きな問題はない。適度な距離感で会話を楽しみながらプレーできるし、終わればそれぞれの日常に戻っていく。

この気軽さが心地よい。

最近思うのは、「一人でいること」と「孤独であること」は違うということだ。

一人でも十分楽しめる、、、

無理につるまなくてもいい、、、

誰かに合わせなくてもいい、、、

縛られない分、むしろ自由で豊かな時間になることもある。

もちろん友人とのゴルフは今でも楽しい。気の置けない仲間と笑いながら過ごす時間は特別だ。

ただ、それだけが正解ではない。

今の自分の気持ちに素直に従い、一緒にできるときは友人を誘う。予定が合わなければ一人予約で楽しむ。

そんな選択肢があることが大切なのだと思う。

これは決して人付き合いを避けているわけでも、刹那的になっているわけでもない。

むしろ逆だ。

歳を重ねるにつれて、「こうしなければならない」が減り、「こうしてもいい」が増えてきた。

選択肢が増えたことで、生き方そのものが少し軽やかになった気がする。

一人でいる自由もある。 仲間と過ごす楽しさもある。

どちらかを選ぶのではなく、その時の自分に合った選択をすればいい。

そんな肩の力の抜けた生き方が、今の自分にはちょうどいい。

自由で、しなやかで、そして自然体のまま。