旅は自分を取り戻す時間なんだろう

いのちの洗濯は、やっぱり極上だった、、、

そんな松之山温泉。

先日ブログを書いたのだが、どうにも書き足りない。

温泉そのものはもちろん素晴らしかった。身体を包み込むような柔らかなお湯は、まさに「お湯に抱きしめられている」という表現がぴったりだった。

しかし、本当に心に残ったのは温泉だけではない。

山間に広がる静寂、、、

聞こえるのは風の音や虫の声くらいで、都会の日常では当たり前になっている雑音がない。

何もしない時間が、何とも贅沢に感じられた。

食事も良かった。

地元の食材を使った里山料理は決して豪華絢爛ではない。

けれど、その土地で採れたものを、その土地らしく味わう。

そんな当たり前のことが、とても豊かな時間に思えた。

気が付けば私たちの日常は忙しさに支配されている。

メール、、、

電話、、、

SNS、、、

仕事の予定、、、

次から次へとやるべきことが押し寄せる。

もちろん、それらも大切なことだ。

ただ、その中で忘れてしまっている豊かさもあるのではないかと思う。

静かな景色を眺めること。

ゆっくり食事を味わうこと。

温泉に浸かりながら何も考えないこと。

松之山温泉には、そんな昔から日本人が大切にしてきた時間が残っていた。

だから旅はいい。

遠くへ行くことが目的ではない。

普段の自分を少し離れ、自分自身を取り戻すことに意味がある。

よく「いのちの洗濯」という言葉を耳にする。

以前は少し大げさな表現にも感じていた。

しかし今は違う。

心も身体も整い、明日からまた頑張ろうと思える。

それは確かに洗濯なのだと思う。

しかも極上の。

松之山温泉は、そんなことを改めて思い出させてくれる場所だった。