高校ラグビーの決勝戦が行われ、桐蔭学園が激闘の末に勝利した。
3連覇を果たす圧倒的な強さ。結果だけを見れば「常勝軍団」という言葉で片づけられてしまうかもしれない。
しかし、桐蔭学園の本当の凄さは、グラウンドの外にあるように思う。
昨年は慶應義塾大学へ進学する選手も多かったと聞く。
競技としての高さと、学問への向き合い方、、、
まさに文武両道を体現しているチームであり、素直に「素晴らしい」と言いたくなる状況だ。
かつては、「強豪校に行けば勉強は二の次」「勝つためには何かを犠牲にする」
そんなのが当たり前だった。
だが、時代は確実に変わってきている。
象徴的なのは、大谷翔平選手の二刀流だろう。
投手か、打者か、、、
どちらかを選べ、という問いに対して、「どちらもやる」という選択をし、それを世界最高水準で成立させてしまった。
今の時代は、「やりたいことは全部やる」というスタイルが、流行りなのかもしれない。
そしてそれは、決して合理性を失ったわがままではない。
何かを選ぶために、何かを捨てる。
この発想は、一見すると覚悟があるようで、実はマイナスを内包している。
本当は武器になるはずの要素を切り落とすことで、
インパクトはかえって薄まり、可能性の幅も狭くなる。
むしろ、どちらも引き連れて進むことで、バランスが強化される。
相互に補完し合い、全体としての強度が上がっていく。
桐蔭学園のラグビーと進学実績、
大谷翔平選手の投打二刀流、
そして経営の世界で言えば、
「理想か現実か」「想いか数字か」という二項対立も同じだ。
AかBか、という問い自体が、もう古いのかもしれない。
A and B を許容し、応援し、成立させる土壌があるなら、
日本の教育も、スポーツも、そして文化も、まだまだ未来がある。
何かを諦めた先に成長があるのではない。
全部を抱えたまま前に進む工夫を続けること。
その積み重ねが、これからの「強さ」をつくっていくのだと思う。
well being それではまた!!