記憶の継承と関心の力──原爆投下から80年を生きる私たちへ

原爆投下から80年——記憶と関心が未来を守る

広島と長崎に原子爆弾が投下されたあの日から、80年の歳月が流れた。あの空が赤く染まり、街が焼け、命が奪われた瞬間を、今も胸に刻み続ける人々がいる。しかしその人々の平均年齢は85歳を超え、語り部の声は年々小さくなっている。やがて、被爆者ゼロの時代が訪れる。

それは、記憶の終わりではない。むしろ、記憶の継承が本格的に試される始まりだ。私たちは、最後の原爆投下国となるべく、この忌まわしい記憶をどう次の世代に手渡していくのか。それは単なる歴史教育ではなく、人間としての倫理と責任の問題だ。

いま、世界はかつてないほど複雑に絡み合っている。ウクライナ侵攻によって穀物の流通が滞り、遠い国の戦争が私たちの食卓に影響を及ぼす。温暖化による異常気象も、もはや「どこかの話」ではない。洪水、干ばつ、猛暑——それらは日常の風景となりつつある。

このような時代において、私たちがまず始めるべきことは「関心を持つこと」だと思う。関心は、無関心という名の沈黙を破る力になる。知らなければ、行動は生まれない。知っているからこそ、心が動き、行動が生まれる。

威嚇し、殺し、奪って得た利益で、世界が良くなるはずがない。それは歴史が何度も証明してきた。共存共栄——この言葉は、理想ではなく、現実を生き抜くための唯一の道だ。互いを理解し、尊重し、支え合うこと。それが、戦争を防ぎ、地球を守り、未来を築く礎になる。

80年という節目に、私たちは過去を振り返るだけでなく、未来を見据えなければならない。記憶を継承するとは、単に語り継ぐことではない。それは、関心を持ち続けること。そしてその関心が、平和への抑止力となり、次の世代の行動へと繋がっていく。

この世界に生きるすべての人が、過去の痛みを知り、今の課題に目を向け、未来の責任を担う——そんな社会を目指したい。

well being それではまた!!

投稿者: Keiichi Nakadai

誰よりも”濃ゆい”人生を歩んできた ・拓けていく道 ・トレード・オンへの道 ・らしさの道 を発信していきます!!

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