中一日の晩酌と、汗でゼロに戻る話
中一日で晩酌をすると、どうしてもカラダに残る。朝の軽さがどこか鈍って、判断の切れ味が曇る。澱(おり)のように滞留して、ココロの底を重く引っ張る。その重さを言い訳にしても状況は変わらない、、、だから動いてこれを振り切るのだ、、、汗をかく、、、それでいったんゼロに戻すようにしている
何の運動かにもよるが、カラダが温まる境目はだいたい15分、、、ここまでが遠い。汗腺が開くまでの無音の時間に、やめる理由はいくらでも湧いてくる。けれど、15分を越えたところで急にギアが入る。汗が皮膚の上で小川になり、胸の奥にひそんでいた重りが外れる。
毎回そうなるとわかっているのに、スタート前はいつもためらう、、、だから決め事をひとつ置く。
「迷ったら動く」「15分は必ずやる」。これでいい。シンプルで折れない。
今日は灼熱の打ちっぱなし。マットに立った瞬間に地面から熱が押し上がってくる。まずはウェッジでリズムを刻み、ショートスイングで芯を探る。汗が目に入るころ、ようやく体幹がつながって、クラブと体の動きが同じ拍になる。ミスの形がはっきりして、修正の糸口が見えてくる。球筋が一段落ち着いたときには、頭の中の雑音も薄くなっていた。運動は目的じゃない。リセットの装置だ。クラブを振るたびに、昨夜の残りが一枚ずつ剥がれ落ちる。
リセットの手段は人それぞれだと思う。私にとっては汗だ。汗が出れば、余計なこだわりや自意識が流れていく。飲むことを否定しない。
ただ、残るなら流す。足し引きでゼロに戻せればいい。中一日の晩酌が悪いのではなく、残りを放置することが厄介なだけだ。
手段を持っている自分は心強い。だから恐れずに進めばいい。次に迷ったら、靴を履いて外に出て、タイマーを押す。それだけで十分だ
今日も一本、芯を食った音が鳴った。あの音があれば、またやれる。リセットは間に合う。何度でもやり直せる。だから、進む。
well being それではまた!!