ゼロウェイストは文化になるか──Re-CUPステーションの通年運用に注目

「Re-CUPステーション」──ゼロウェイストを文化に変える仕組みが、TOYOTA ARENA TOKYOで始動

2025年10月、TOYOTA ARENA TOKYOが開業。ここで始まった「Re-CUPステーション」は、飲料用紙コップの水平リサイクルを通年で実施する、日本初の取り組みである。

こうした活動は、イベント時だけの一過性で終わることが多い。しかし、通年で運用されることで、仕組みが文化となり、日常に定着する可能性が高まる。対象を紙コップに絞った点も評価できる。あれもこれもではなく、何か一つにフォーカスすることで、消費者の行動もシンプルになり、参加しやすくなる。

水平リサイクルの実装──紙コップが紙コップに戻る

「Re-CUPステーション」では、アリーナ内で使用された飲料用紙コップを洗浄・回収し、再び紙コップとして再生する“水平リサイクル”を実施。2025-26シーズンからは、過去3シーズンで回収された約7万7千個の紙コップの再生パルプを25%配合した新しい紙コップが導入される。

この紙コップも使用後に回収され、再び紙コップへと生まれ変わる。循環の仕組みが明確で、来場者にとっても理解しやすい。

飲料容器だけでなく、食品用紙カップにも新技術が導入された。新たに採用された「FF(Film Forming)カップ」は、食後に内側のフィルムをはがすことで、紙部分をリサイクル可能にする。これまで食品残渣の付着によりリサイクルが難しかった容器も、紙資源として再生できるようになった。

ステーション設計の工夫──行動変容を促す仕掛け

アリーナ内には15ヶ所のリサイクルステーションが設置され、そのうち7ヶ所が「Re-CUPステーション」として機能する。Re-CUP WASHERによる洗浄機能、視覚的にわかりやすい投入口、表示を簡単に変更できるアタッチメント方式など、来場者の行動を自然に促す設計が随所に施されている。

アルバルク東京の平岩玄選手が、昨シーズンに続きRe-CUP広報大使に就任。選手自らがサステナブルな取り組みを発信することで、ファンとの共創が生まれ、プロジェクトの信頼性と浸透力が高まる。

来場者が主役──「あらう」「はがす」「わける」

ゼロウェイストの実現には、来場者の協力が不可欠である。飲料用紙コップの回収率50%、食品用紙カップの回収率30%を目標に、「あらう」「はがす」「わける」という3つのアクションを促す。行動をシンプルにすることで、参加のハードルを下げている。

OPEN UP! PROJECT──容器から社会を変える

この取り組みは、東洋製罐グループが推進するオープンイノベーション「OPEN UP! PROJECT」の一環でもある。容器の技術とノウハウを活かし、社会課題の解決と持続可能な暮らしの実現を目指す。容器を起点に、社会の構造そのものを変えていく挑戦だ

well beingそれではまた!!

投稿者: Keiichi Nakadai

誰よりも”濃ゆい”人生を歩んできた ・拓けていく道 ・トレード・オンへの道 ・らしさの道 を発信していきます!!

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