リチウムイオン電池回収の義務化──遅すぎた一歩、でも踏み出しただけマシか
ようやく、リチウムイオン電池の回収が義務化された。モバイルバッテリーやスマホ、加熱式たばこ機器など、発火リスクを抱えた製品が対象だ。2026年4月からメーカーに回収義務が課される。遅い。あまりにも遅い。だが、ゼロよりはマシ。ようやく「適正処理」という言葉が現実味を帯びてきた。
問題はここからだ。制度ができたからといって、勝手にうまく回るわけじゃない。まず必要なのは、メーカーによる使用者への啓蒙だ 使い方だけじゃない。使い終わった後の「捨て方」まで含めて、ちゃんと伝える責任がある。
現状はどうか?排出方法がわからないから、みんな思い思いで捨ててる。それが発火事故の温床になってる。でも、メーカーが情報を隠してたわけじゃない。そもそも、どうリサイクルすればいいかのノウハウがなかった。社会全体が「使い終わったモノ」に無関心だった。優先順位が低かった。それだけの話だ。
そしてリサイクラー側もまた、処理の仕組みをブラックボックス化してきた。単価設定の根拠も曖昧。メーカーとリサイクラー、両者の「大人の事情」が、処分場での火災という現実を生んだ。
もう限界だ。全体最適を考えた部分行動が必要だ。メーカーは「使い方」とは別に、「捨て方」の手引きを、色を変えて、目に留まるように出すべきだ。
そして、使用者にも意識が求められる。使うなら、捨てるにも責任がある。そこにはルールがある。無料で捨てられるからって、意識ゼロでいいわけじゃない。無料でも有料でも、意識は持てる。
誰かのせいにするんじゃない。全員で、安心できる社会をつくる。そのための制度改正だ。ようやく始まったこの一歩を、無駄にしないために。
well being それではまた!!