「伝える」ことの重みを思い知った日
ある講座に頼まれて参加した。参加者は経営者ばかり、、、、つまり、時給一万円クラスの人たちを呼んで開催されている場だ。にもかかわらず、講師のプレゼンはたどたどしく、自分で作ったものですらない。そこに込められた想いや、伝えたいという熱量は感じられなかった。
語弊なく言っておきたいのは、これはその方を晒したいわけではない。むしろ、自分自身への問いかけとして記しておきたい。
「これほどとは…」と驚きつつ、ふと自分の講座はどうだろうかと冷や汗がにじんだ。自分も似たり寄ったりになっていないか? 期待を裏切っていないか? そんな問いが頭をよぎった。
講座とは、単なる情報の提供ではない。自分の言葉で語ること、自分の経験を通して伝えること、それがあって初めて「伝わる」。伝えたい・伝えたい・伝えたいという想いが満ちていなければ、聞き手の心には届かない。手を抜けば、すぐに見透かされる。その怖さを、改めて思い知った一日だった。
聞き手は、言葉の奥にある「本気」を敏感に感じ取る。だからこそ、自分の講座では、伝えることに対して誠実でありたい。誰かをなぞるだけでは、魂は宿らない。講座の場は、聞き手との真剣勝負。その覚悟を持って充分なる準備を繰り返して臨まなければ、信頼は築けない。
この体験は、自分の講座を見直すきっかけとなった。伝えることの重みを、もう一度噛みしめながら、次の講座に向けて準備を進めたい。
well being それではまた!!